Vincent Oliver: SilverFast Ai with Canon 9950F - Ai Studio Part 2
SilverFast Studio Ai

その他、新機能のひとつにピクセルクローンツールがあります。 そう、これは Photoshop のスタンプと同じ働きをしますが、 なぜか LSI 社がこれが必要だと考慮したのだが、結局、殆どの人々は SilverFast ピクセルクローンツールと同等の Photoshop へスキャニングするでしょうし、 Photoshop にあるものと匹敵するものはないでしょう。 私はむしろ、SilverFast で自動ナンバリングシステムを見たいと思いました - そっちの方が便利だと言いたい。

プリントイメージ機能はフラットベッドの全てのイメージのコンタクトスタイルシートの 印刷に便利な方法であり、限定的な DTP 機能もあります。 これは専用アプリに任せておくのが良いのですが、それでも役に立つ追加機能です。
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The clone tool PrinTao

AACO は Auto Adaptive Contrast Optimisation(自動コントラスト最適化)の意味で、高コントラストイメージのハイライトのディテールを保護します。 このフィルターの欠点は、暗いエリアでノイズも強調してしまう点です。 AACO のインターフェースはやや緩慢なところがあり、またアラートなしで拡大画面からよりコンパクトな画面に切り替わります - バグフィックスが必要です。 Photoshop のシャドウ&ハイライトフィルターはシビアなイメージでもうまく機能し、 より多くのコントロールがあります。
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AACO なし AACO あり
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AACO インターフェース - 素早くしないと、プリセット/プレビューを選ぶチャンスを逃します

SilverFast Studio 版(IPTCパラメータダイアログ・パネルを含む)には数多くの機能があります。 Photoshop でも利用可能ですが、 SilverFast を単独起動し、イメージディテール全て、キーワード、コピーライト等を入力する事もできます。 SilverFast をノーマルモードで使用する際、 JPEG 2000 モードでファイルを保存するオプションがあります。

モノクロームスキャニング

Canon 9950F には白黒ネガコレクションでのスキャニングに最適な、フィルムホルダー一式が 付属しています。 SilverFast NegaFix は評判が高いので、試してみましょう。 フィルムをロード(x5 - 6 exp. ストリップ) し、プレビューを実行してみます。 オートフレーム機能はありませんが、バッチスキャンが必要なら、 30フレームを手作業で行うことになります。
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2400dpi (Ilford HP5)でのフルフレーム 35mm 素晴らしいディテール

モノクロネガスキャンは期待通りの出来栄えで、 48>24 bit カラーでのスキャニングではごく僅かなカラーキャストが起こりましたが、 これは 16>8 bit グレースケールでのイメージスキャニングで簡単な修正ができます。 NegaFix パネルはネガ(カラー/白黒)のファインチューンのための広い範囲を持ちます。 ドロップダウンリストに主要な白黒/カラーネガフィルム用プロファイルが収録されていますが、 もしイメージのファインチューンが必要なら、アドバンストモードがあります。 これはスライダーかカーブ何れかによって RGB チャンネルのカラー補正が行えます。 NegaFix を利用してキャストなしスキャンを作る事もできます。 SilverFast ソフト内部の優秀なミニアプリです。標準のツール使用でも優れたスキャンを 行う事もできますが、私は NegaFix に余分なコントロールがなぜ搭載されているのか、若干戸惑っています。 35mm 白黒ネガのスキャング時間はかなり遅めです - 2 分 32.25 秒。 ScanGear は同じスキャンで 1分31秒でした。 SilverFast と ScanGear との違いは、モノクロームスキャンでは大きくありませんが、 SilverFast には最終スキャンのファインチューン用に多くのオプションがあります。
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ネガフィルム用のカラーコレクション設定 ... ... それとも、カーブを使用

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SilverFast スキャン ScanGear スキャン
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上のスキャンを見てみると、一見すると ScanGear の出来栄えがよいと思えますが、SilverFast はさらに多くのクオリティディテールを引き出している事が分かります。 ScanGear は高めのコントラストを作り出すように思われます。そして、これがイメージに最初のインパクトを与えているという事です。 最後の2つのディテールはソフトで USM がかけられており、中間ディテールスキャンでは USM は何もかけられていません。

(Source: photo-i, Vincent Oliver)